アニメ

映画「この世界の片隅に」の広告コピー

映画コピー評論 日時と場所で、どんな舞台設定なのかを伝える。日本人なら、この時期がどんな世界なのかよく知っているはず。そして映画の主題となる一文を加える。「わたしはここで生きている」。まさにこの映画の主題。ある一人の女性の生きるありのままの…

映画「シング」の広告コピー

映画コピー評論 キャッチコピーの通り、このステージで人生を変えるきっかけとなるメンバーが活躍する。アニメ映画だけにわかりすく明快なキャッチコピーが効果的だけど、もうすこしテーマを深堀りしても面白いかもしれないですね。スポンサーやらいろいろな…

映画「モアナと伝説の海」の広告コピー

映画コピー評論 映画コピーの大定番「その名は〇〇」パターンです。アニメやアクション映画など、分かりやすいストーリーと、幅広い年齢層への訴求のときに効果を発揮するキャッチコピー手法です。わくわくする感じが出ますし、リズムもいい。映像に乗っけや…

映画「カラフル」の広告コピー

映画コピー評論 「ただいま」と「サヨナラ」の対比が、キャッチコピーの表現を豊かにしていますね。ひらがなとカタカナでそれぞれ表現したのも対比の効果がつよくなり、それぞれの言葉の雰囲気をよく表せているかと思います。「サヨナラ」した世界は冷たい自…

映画「ベルセルク 黄金時代編Ⅲ降臨」の広告コピー

映画コピー評論 ベルセルクファンなら、このキャッチフレーズで、「おぉ」と震え上がりますね。この「闇」がすごく重要なんです。ダークファンタジーらしい、「闇」と「光」の言葉のコントラストが利いた絶妙なキャッチコピーです。 映画について 三浦建太郎…

映画「ベルセルク 黄金時代編Ⅱドルトレイ攻略」の広告コピー

映画コピー評論 短く、あらすじにのっといていて、カッコイイ。アニメ映画に必要な要素をすべてそろえるお手本のようなキャッチコピーです。「訣別」「宿命」という言葉が、中二心をくすぐりますね。「もまた」もいいアクセントになっていて、口ずさみたくな…

映画「ベルセルク 黄金時代編Ⅰ覇王の卵」の広告コピー

映画コピー評論 何でもぶった切る長剣使いのガッツが主人公の物語だけに、「誰にも斬れない」というワードが利いていますね。第一部はまさに、この絆が大きなテーマとなります。テーマをしっかり訴求しつつ、洒落も利かせている。アニメ映画コピーとしてすご…

映画「ATOM」の広告コピー

映画コピー評論 自分の子どもを忘れられなくて、アトム(ロボット)をつくった。子どもの記憶を引き継いだそのロボットは本当に自分の子どもなのか。そんなテーマが今回のアトムには色濃く反映されています。そんなテーマ性を内包しつつ、アメリカ特有の勧善…

映画「となりのトトロ」の広告コピー

映画コピー評論 これも評価しにくいコピーのひとつです。今はあまり使わないコピーですよね。今はとにかく強い言葉、強いイメージ、強い企画が主流の映画コピーですが、なんともゆるさが先行する独特のコピーです。これで映画動員数上がるのかって担当者に言…

映画「平成狸合戦ぽんぽこ」の広告コピー

映画コピー評論 正直、これがいいコピーなのか私には判別できないです。コメディ要素もあるし、社会風刺の要素もある。いろんな切り口が考えられるなか、このコピーをチョイスしたのは当時の色々な要素が絡んでいるのだろう。このコピーを通して、哀愁溢れる…

映画「ゲド戦記」の広告コピー

映画コピー評論 ゲド戦記という映画はつかみどころがない。テーマが難しいし、全体的に暗めな印象もある。コピーは基本的にプラス(陽)のイメージを付与させたいから、こういった作品の場合けっこう難しい。明らかに暗い話ってテーマ性がはっきりしてればい…

映画「耳をすませば」の広告コピー

映画コピー評論 これもジブリコピーの中ではシンプルなコピーですね。青春時代をうまく表現したいいコピーだと思います。好きな人が頑張っている。だから自分も頑張りたい。主人公の気持ち痛いほどよく分かります。「ひと」がひらがななのが、全体の雰囲気を…

映画「紅の豚」の広告コピー

映画コピー評論 このコピーも個人的には大好きで、このコピーが正解だと思っています。(コピーに正解などないという前提をもってしてもこのコピーにはかなわない)言葉のチョイス、文字のバランス、リズムのよさ、映画とのマッチング、すべて完璧だと思うの…

映画「風の谷のナウシカ」の広告コピー

映画コピー評論 割とスタンダードで攻めたコピーかなと思います。映画の内容に沿っていて、小学生にも分かりやすい。でもすこし物足りなさもある気がします。愛や奇跡という言葉が今ではあまり通用しない(効かない)言葉になってるからかな。当時はまだ通用…

映画「天空の城ラピュタ」の広告コピー

映画コピー評論 物語のはじまりを予感させるコピー。少女が空から降ってきたという言葉の驚きと不可思議さが興味をそそる。映画コピーとしては割とステンダードなテイストに属するコピーです。天空の城ラピュタという題名から連想されるイメージを、コピーで…

映画「火垂るの墓」の広告コピー

映画コピー評論 最初、このコピーをみたとき、身体中に衝撃が走った。心が打たれるとはこういうことを言うのだと。それほど完成度が高く、心に響くコピーだということだ。テクニック的には数字の使い方が巧みなのと、「と」「で」の使い方が上手い。このたっ…

映画「ハウルの動く城」の広告コピー

映画コピー評論 超シンプル。しかも内容知らなかったらよく分からない。しかも、そんなに生活感あった感じもしないんだよなぁ。でも、見返すたびに、なんだかこのコピーの深みが増していく錯覚に陥る。きっと錯覚ではなく、そんな狙いがあったのだろう。じわ…

映画「千と千尋の神隠し」の広告コピー

映画コピー評論 トンネルを抜けるとそこは雪国だった。川端康成の有名な「雪国」の冒頭です。そのオマージュともとれるこのコピー。目に見えるように情景がうかび、映画の世界観がすっと頭に入ってくる。日本人心をくすぐる素晴らしい情景コピーだと思います…

映画「名探偵コナン ゼロの執行人」の広告コピー

映画コピー評論 名探偵コナンの映画コピーは、「ワクワク感」「気になる感」を引き立たせるものが多いですね。実際、映画で初めて真相が分かるなんてことあるので、コナンファンとしてはそういったコピーについつい食いついてしまいます。今回のコピーもかな…

映画「もののけ姫」の広告コピー

映画コピー評論 コピーライターを知らない人でも、広告コピーに興味がない人でも、このもののけ姫のコピーだけは知っている。それほど知名度が高く、印象が強いコピーです。濃密なもののけ姫のストーリー・世界観・テーマを、たった3文字で表現し、言葉の強…

映画「魔女の宅急便」の広告コピー

映画コピー評論 コピーライター界の大巨匠である糸井重里さんが書いたコピー。糸井さんは他にも多くのジブリ作品でコピーを手掛けています。その人気は高く、糸井さんのジブリコピーをみてコピーライターを目指したなんて人は、かなりの数いるんではないでし…