映画「千と千尋の神隠し」の広告コピー

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映画コピー評論

トンネルを抜けるとそこは雪国だった。川端康成の有名な「雪国」の冒頭です。そのオマージュともとれるこのコピー。目に見えるように情景がうかび、映画の世界観がすっと頭に入ってくる。日本人心をくすぐる素晴らしい情景コピーだと思います。ただ少し気になるのが、ちょっと語感(リズム)が悪いかなぁと思ったりもします。「トンネルのむこうは、不思議の国の町でした。」みたいにあと3音ほど後半にあったほうがしっくりくる気もしますが、あえて予定調和を嫌ったのかもしれませんね。

映画について

映画史上に残る名作。もう説明は不要でしょう。千と千尋の神隠しで私が好きなシーンは、階段を思いっきり下るシーン。分かるでしょうか?なんだかいつもあそこになるとテンション上がるんですよね。あとその前にある息を止めて橋を渡るシーン。ついつい自分も息を止めちゃいますよね。なんだか見ていると幼い頃に戻る気がするのがこの映画。忘れていた素直な気持ちとか思い出せて、すこし懐かしい気持ちに浸れます。

映画コピーをつくってみた

勇気が、女の子を強くした。

千と千尋の神隠しって、成長の物語ですよね。最初の千尋と最後の千尋はもう別人のようです。その成長ってちょっとした勇気だったり、ちょっとした自信だったりする。そのほんのちょっとが人が成長するには必要だったりするんですよね。