映画「火垂るの墓」の広告コピー

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映画コピー評論

最初、このコピーをみたとき、身体中に衝撃が走った。心が打たれるとはこういうことを言うのだと。それほど完成度が高く、心に響くコピーだということだ。テクニック的には数字の使い方が巧みなのと、「と」「で」の使い方が上手い。このたった数文字にたくさんの想いとストーリーが内包されている。プランジャパンのコピーにも似たようなものがあるが、同じ手法なのだろう。こころに直接訴えかける名作コピーは何年たっても色あせない。

映画について

いつも私の母がこの映画がテレビでやると、悲しいから見たくないと言う。でもそう言いながら結局最後までみて涙を流す母。とてもつらいのだけど、みないといけない。目を背けちゃいけない。そんな気持ちになる映画なんだと思います。戦争を知らない多くの子ども達にみてほしい。ほんとうにつらいけれど、戦争の恐ろしさを知ってほしい。でも、この映画は戦争一辺倒という訳でもない。兄弟の愛や人としての強さ弱さを感じる映画だ。きっと長く人々の心の奥深くに刻まれる名作なのだろう。

映画コピーをつくってみた

それでも、明日生きていたい。

ほんとにつらい状況。死んでしまったほうが楽なのかもしれない。でもそれでもやっぱり生きていたい。生きてほしい。そんな想いをコピーに込めました。