映画「シング」の広告コピー

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映画コピー評論

キャッチコピーの通り、このステージで人生を変えるきっかけとなるメンバーが活躍する。アニメ映画だけにわかりすく明快なキャッチコピーが効果的だけど、もうすこしテーマを深堀りしても面白いかもしれないですね。スポンサーやらいろいろな問題が絡んでいて、キャッチコピーの冒険はできない作品のような気もしますが。でも爽やかで映画の雰囲気にぴったりはまる前向きなコピーでとても好感がもてるキャッチコピーかと思います。

映画について

全ての人の中にある輝ける部分を見いだすことをテーマに、動物たちが歌唱コンテストで奮闘する姿を数々のヒットソングに乗せて描くミュージカルアニメ。劇場に活気を取り戻すために開かれた歌唱コンテストで、個性的な動物たちが思い思いの歌を披露する様子を映す。声の担当は、マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーンら俳優陣をはじめ、『テッド』シリーズでテッドの声も担当するセス・マクファーレン監督ら。なじみの深いヒット曲の数々に盛り上がる。

出典:Yahoo!映画

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映画コピーをつくってみた

人生のどん底もいいもんさ。あとは上がるだけ。

映画を見ていて一番心に残った主人公の言葉をそのままコピーに。子ども向けにはあまり効果的じゃない気もするけど、すごく勇気づけられる言葉だったので。


『SING/シング』予告

映画「ラ・ラ・ランド」の広告コピー

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映画コピー評論

たった一言で、ロマンチックさと映画のテーマとイメージを刺激する素晴らしいキャッチコピーです。「みていた」という過去表現がまたにくらしい。一見明るいミュージカル映画に思われるが、内容はすごく切なさを帯びた構成になっていて「夢みる二人」の心情が深く突き刺さる。たくさん語るべきことがある映画だけに、そぎ落としてそぎ落として、核心だけの言葉を引き出したコピーの技術に脱帽です。

映画について

『セッション』などのデイミアン・チャゼルが監督と脚本を務めたラブストーリー。女優の卵とジャズピアニストの恋のてん末を、華麗な音楽とダンスで表現する。『ブルーバレンタイン』などのライアン・ゴズリングと『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのエマ・ストーンをはじめ、『セッション』でチャゼル監督とタッグを組んで鬼教師を怪演したJ・K・シモンズが出演。クラシカルかつロマンチックな物語にうっとりする。

出典:Yahoo!映画

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映画コピーをつくってみた

美しい一曲のように流れるストーリー

美しい音楽のような映画。何度も心が揺さぶられて、最後に心地よい余韻が残る。


「ラ・ラ・ランド」本予告

映画「横道世之介」の広告コピー

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映画コピー評論

映画キャッチコピーの定番「〇〇で、〇〇で、〇〇。」という構成。リズムが良くて、複数の要素を入れ込みやすい。まさにこの映画にもってこいの構図だと思います。世之介という人物がほかの人にとってどんな存在か、このコピーだけでも伝わってきますね。映画の雰囲気にぴったりはまる良コピーだと思います。

映画について

『パレード』『悪人』の原作者として知られる吉田修一が毎日新聞で連載していた作品を映画化。長崎から上京してきたお人よしの主人公の青年と周囲の人々のエピソードが描かれる。主人公とヒロインには、『蛇にピアス』で共演を果たした高良健吾と吉高由里子がふんし、メガホンを『南極料理人』『キツツキと雨』の沖田修一が取る。サンバサークルで披露する太陽の格好をした主人公の姿など、さまざまな要素で楽しませてくれる青春ストーリーに引き込まれる。

出典:Yahoo!映画

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こんなにも幸せで心温まるバッドエンド。

映画を見終えたあとの余韻が、すごく心地のいい映画です。


『横道世之介』予告編

映画「モアナと伝説の海」の広告コピー

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映画コピー評論

映画コピーの大定番「その名は〇〇」パターンです。アニメやアクション映画など、分かりやすいストーリーと、幅広い年齢層への訴求のときに効果を発揮するキャッチコピー手法です。わくわくする感じが出ますし、リズムもいい。映像に乗っけやすくもある。主人公の名前が映画の題名に入っているので、キャッチコピーにも取り入れると「モアナ」というワードが耳に残り宣伝効果を増強させます。しっかりと重要なワードも入っているので、ストーリーを連想しやすい構成にしているのも重要です。

映画について

『アラジン』『ヘラクレス』などのロン・クレメンツとジョン・マスカー監督が再びタッグを組み、南太平洋に伝わる不思議な伝説を基に描くアニメーション。幼少時のある出来事をきっかけに海と強い絆で結ばれた、16歳のヒロインの大冒険を描写する。新人のアウリイ・クラヴァーリョがヒロインに抜てきされた。南太平洋を舞台につづられる少女のアドベンチャーと、その歌声に魅せられる。

出典:Yahoo!映画

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海に愛された少女が、世界を救う。

ディズニーはやっぱりシンプルな正攻法のキャッチコピーで。


映画『モアナと伝説の海』日本版予告編

映画「アデル、ブルーは熱い色」の広告コピー

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映画コピー評論

内容が内容だけに、キャッチコピーも難しい。この映画のテーマを素直に言葉にするのはチープな感じが出てしまうし、この濃密さを言葉で表すにはあまりに混沌としている。そのカオスからひとつの言葉を見つけるのがコピーライターの役目であり、面白さではあるのですが。見終わったあとの気持ちが人それぞれ変わるような作品は、コピーによってあまり方向性を限定しないのがセオリー。そういった時はプロローグ的な打ち出しがベスト。時には言葉が邪魔になることもあるのが映画。映画の魅力をどう引き出すか、映画キャッチコピーの難しさです。

映画について

第66回カンヌ国際映画祭で史上初、パルムドールが主演女優2人にも贈られ話題を集めたラブストーリー。ジュリー・マロによるフランスの人気コミックを原作に、運命的に出会った女性同士の真っすぐな愛の行方を大胆なラブシーンを交えて繊細に描き出す。監督はこれまで数々の映画賞に輝いてきた俊英、アブデラティフ・ケシシュ。『マリー・アントワネットに別れをつげて』などのレア・セドゥと、『カレ・ブラン』のアデル・エグザルコプロスの体当たり演技が光る。

出典:Yahoo!映画

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映画コピーをつくってみた

ありのままの愛がそこにはあった。

言葉や行動で隠していない、そのままの姿の愛と感情が映画に満ち溢れている。手に触れられるようなリアルさで、人間の感情が直接みる人の心へ伝わってくる。


映画『アデル、ブルーは熱い色』予告編

映画「プリデスティネーション」の広告コピー

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映画コピー評論

「時空(どこ)へ逃げても追い詰める」がキャッチコピーのいわゆるタイムトラベル系の映画。この手の映画はやっぱりタイムパラドックスがメインテーマとなってくるので、最後どうなるかわからないハラハラドキドキ感が魅力の映画になることが多いです。この映画もまさにそのひとつ。もちろんキャッチコピーもドキドキ感を煽るものがいいかと思います。今回のキャッチコピーではそこまで煽ってはいないですが、そこが他のタイムトラベル系映画との差別化を生んでいますね。広告とは差別化です。正攻法でいきながらも、どう違いを出せるか。そんな視点でコピーを考えていくのも面白いですね。

映画について

ロバート・A・ハインラインによる「輪廻の蛇」を基にしたSFサスペンス。時空を往来する犯罪者を取り締まるエージェントと出会い、その仲間になった青年が繰り広げる戦いと彼が抱える宿命を活写する。メガホンを取るのは、『アンデッド』『デイブレイカー』の双子監督マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ。主演は『ビフォア』シリーズなどのイーサン・ホーク。さまざまな時代を股に掛ける壮大な物語や息詰まるタッチに加え、スタイリッシュな映像にも引き込まれる。

出典:Yahoo!映画

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映画コピーをつくってみた

今までなかったタイムパラドックス

ハラハラドキドキを煽る文句がSFサスペンスの鉄板です。


映画『プリデスティネーション』予告編

映画「シングルマン」の広告コピー

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映画コピー評論

映画コピーの定番ともいえる「問いかけコピー」。テーマ性がある映画に重宝する方法です。今回は一人の人間にフォーカスを当てた形の映画なので、一人の人間の心情・行動・人生観とともにストーリーを追うことができます。そういった形の構成だとより効果を発揮する方法かと思います。また、今回の「問いかけコピー」は観客へではなく、主人公の自問自答に近い形です。より深いテーマ性を映画に与えていて効果的かと思います。

映画について

ファッションデザイナーとして成功を収めたトム・フォードが、かねてより熱望していた映画監督として初メガホンを取った人間ドラマ。「ベルリン物語」などの著者クリストファー・イシャーウッドの小説を基に、亡き愛する者のもとへ旅立とうとする中年男性の最期の一日を感動的に描く。主人公の大学教授を演じるのは『マンマ・ミーア!』のコリン・ファース。彼のかつての恋人を、『ブラインドネス』のジュリアン・ムーアが演じる。絶望の底で孤独に苦しむ主人公が見つける、何げない幸福が胸に迫る。

出典:Yahoo!映画

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映画コピーをつくってみた

男は死に方を探していた

とにかく映像美が美しい。それだけでも一見の価値あり。さすがトム・フォード。


映画『シングルマン』予告編