映画「鑑定士 顔のない依頼人」の広告コピー

 f:id:moonfish08:20180713160900j:plain

映画コピー評論

いわゆる「どんでん返し系」の映画によくあるのがこの手のキャッチコピー。「最後を予想できない」「最後まで騙される」「あなたは2度この映画を見たくなる」とか。とにかく「最後すごいぞ」って気持ちにさせる。こういったコピーはすごく効果的で、サスペンス好きにとっては、見ずにはいられないものがある。でも弱点もひとつ。それはハードルを上げすぎてしまうこと。過度な期待をかけられると、本当にすごいトリックじゃない限り、だいたい落胆する。かなりの自信がないとできないキャッチ―コピーかと思います。

映画について

名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督が、刺激的な謎をちりばめて紡ぐミステリー。天才鑑定士が姿を見せない女性からの謎めいた鑑定依頼に翻弄(ほんろう)されていくさまを、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネの音楽に乗せて描く。偏屈な美術鑑定士には、『シャイン』などのジェフリー・ラッシュ。共演には『アップサイドダウン 重力の恋人』などのジム・スタージェス、ベテランのドナルド・サザーランドらが名を連ねる。

出典:Yahoo!映画

※画像をクリックすると映画を視聴できます

映画コピーをつくってみた

さぁ、あなたにこのミステリーを鑑定できますか?

すこし煽りを弱めに。ワクワクはさせるけど、期待値を上げすぎない程度に。この塩梅がすごく難しいですよね。


映画『鑑定士と顔のない依頼人』予告編

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」の広告コピー

 f:id:moonfish08:20180713160732j:plain

映画コピー評論

このキャッチ―さが映画の雰囲気に合っていていいですよね。ただこれで映画が見たくなるかというとちょっと物足りなさもあるような気もします。「人生のホームワーク」ってあんまりピンとこない気がするので。ただ、内容的にキャチコピー一本で惹きつけるのは難しい映画ではあるので、あらすじや予告編込みで、全体をまとめるタグライン的な役割のコピーだと考えれば、すごく効果的かもしれません。当時の広告戦略がどういったものだったか分かりませんが、コピーを通して、そういったことにも想像を膨らませてみるのも面白いものですよ。

映画について

人生に空虚感を抱き始めた気難しい中年男が、面倒を見ることになった12歳の少年と奇妙な友情を育み、生きる活力を得ていく人間ドラマ。主演は『ロスト・イン・トランスレーション』などのビル・マーレイ、両親の離婚により大人びた少年役のジェイデン・リーベラーが、ビルと絶妙な掛け合いを見せている。監督・脚本を手掛けたセオドア・メルフィは、本作で第72回ゴールデングローブ賞作品賞にノミネートされた。

出典:Yahoo!映画

※画像をクリックすると映画を視聴できます

映画コピーをつくってみた

ガキとオヤジの友情譚

この手の映画はほんと大好き。心があったまりますよね~。


映画『ヴィンセントが教えてくれたこと』予告編

映画「ブラック&ホワイト」の広告コピー

f:id:moonfish08:20180713164304j:plain

映画コピー評論

この映画を一言で表すなら。まさにこのキャッチ―コピーが上手くマッチします。ほんとうに上手い表現をしますねぇ。映画の雰囲気にもピッタリと合う言い切り感が気持ちいい。ありそうでない設定の映画で、いまでもファンが多いのでは?映画コピーの常套句「史上最大の〇〇」という表現を活用して、アメリカ映画らしさもプラスしていていいですね。

映画について

CIAの腕利きエージェント・コンビが挑むミッションと、CIAの人脈とハイテクを駆使して繰り広げる恋のさや当てとを絶妙に絡ませてスピーディーに描いたスパイ・アクション。恋のライバルでもあるエージェントを演じるのは、『スター・トレック』のクリス・パインと『インセプション』のトム・ハーディ。二人の間で揺れ動く女性を、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のリース・ウィザースプーンが演じる。『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのマックG監督らしい、二転、三転するスピーディーな展開から目が離せない。

出典:Yahoo!映画

※画像をクリックすると映画を視聴できます

映画コピーをつくってみた

どんなことをしても、君のハートを手に入れたい。

めちゃめちゃな二人の掛け合いがなんとも言えない、まさにエンターテインメントの名にふさわしい映画です。


映画『Black & White/ブラック & ホワイト』予告編

映画「バグダッドカフェ」の広告コピー

 f:id:moonfish08:20180713165248j:plain

映画コピー評論

大好きな名作映画のキャッチコピー。少し長い気もしますが、あの独特の世界観を上手く表現した映画コピーかなと思います。「うまくいかない人生に、優しい出会いを。」まさにそんな想いにかられた人に、「よし映画見るぞ!」って気持ちではなく、「ちょっとやってるからみてみよう」くらいの気持ちで見てほしいなと思います。欠けた心をすこし満たしてくれるような優しさがこの映画にはあると思います。

映画について

監督P・アドロンが、「シュガーベイビー」に続き、女優M・ゼーゲブレヒトと組んで創った、砂漠に芽生えた女と女の友情の物語。アメリカ、ラスベガスとロサンゼルスを結ぶ道筋にあるモハヴェ砂漠のはずれ。そこにある、取り残された様な寂しげなモーテル“バクダット・カフェ”。ここをきりもりしている黒人女のブレンダは、役に立たない夫、自分勝手な子供達、使用人、モーテルに居着いた住人たちにいつも腹を立てていた。そんなある日、ひとりの太ったドイツ女がやって来るが……。

出典:Yahoo!映画

※画像をクリックすると映画を視聴できます

映画コピーをつくってみた

人生にすこし疲れたら、バグダッドカフェに寄ってみるといい。

忙しい日々をおくる日本人にこそ見てほしい傑作ムービーです。


バグダッドカフェ Bagdad Cafe 1987

映画「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」の広告コピー

 f:id:moonfish08:20180713165429j:plain

映画コピー評論

大人気トランスフォーマーシリーズの第3弾となる映画コピー。どのコピーもこれまで短く、カッコイイ、男子心をくすぐるキャッチコピーでしたが、今回もそんなコピーですね。映画自体が有名で人気があるので、注目を集めるようなコピーよりは、待ち望んでいたワクワク感をさらに刺激してあげることがより重要。世界観を大切にしながら、今回のストーリーにもちゃんと触れ、ファンの気持ちをとらえる。そんなキャッチコピーかなと思います。

映画について

あらゆるテクノロジー機器にトランスフォーム(変身)する金属生命体と人類の攻防戦を、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、マイケル・ベイ監督のタッグで描くSFアクション超大作のシリーズ第3弾。最終章となる本作では、物語の主戦場を宇宙まで広げ、トランスフォーマーたちによる地球侵略を圧倒的なスケールで活写。社会人になった主人公をシャイア・ラブーフが熱演するほか、シリーズ初のフル3Dによる映像世界も見ものだ。

出典:Yahoo!映画

※画像をクリックすると映画を視聴できます

 


トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン - 予告編

映画「この世界の片隅に」の広告コピー

 f:id:moonfish08:20180713160554j:plain

映画コピー評論

日時と場所で、どんな舞台設定なのかを伝える。日本人なら、この時期がどんな世界なのかよく知っているはず。そして映画の主題となる一文を加える。「わたしはここで生きている」。まさにこの映画の主題。ある一人の女性の生きるありのままの姿。特別ではないありふれた一人の人間の「特別さ」。一人ひとりに物語があり、楽しさや悲しさがあり、人生がある。映画のタイトル「この世界の片隅に」と上手く調和した考え抜かれた構成のキャッチコピーです。

映画について

「長い道」「夕凪の街 桜の国」などで知られる、こうの史代のコミックをアニメ化したドラマ。戦時中の広島県呉市を舞台に、ある一家に嫁いだ少女が戦禍の激しくなる中で懸命に生きていこうとする姿を追い掛ける。監督にテレビアニメ「BLACK LAGOON」シリーズや『マイマイ新子と千年の魔法』などの片渕須直、アニメーション制作にテレビアニメ「坂道のアポロン」や「てーきゅう」シリーズなどのMAPPAが担当。市井の生活を壊していく戦争の恐ろしさを痛感する。

出典:Yahoo!映画

※画像をクリックすると映画を視聴できます

映画コピーをつくってみた

あたりまえな人生が、あたりまえに美しい。

戦争映画ではなく、一人の人生を描いた映画です。


映画『この世界の片隅に』予告編

映画「エクス・マキナ」の広告コピー

f:id:moonfish08:20180713160113j:plain

映画コピー評論

映画の内容に合ったシンプルなキャッチコピー。短いながら、しっかり内容を押さえ、要点を絞り、ワクワク感も与えている。映画コピーらしい、映画コピーですね。実際にこの「〇〇か、〇〇か」という構成は、映画コピーではよく出てくるパターンです。短く面白さを凝縮するには、この構図が演出しやすいのでしょう。

映画について

『28日後...』などの脚本家として知られるアレックス・ガーランドが映画初監督を務め、第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したSFスリラー。人間と人工知能が繰り広げる駆け引きを、限られた登場人物と舞台設定や目を引くビジュアルで活写する。美貌の女性型ロボットのエヴァを、『リリーのすべて』でオスカーに輝いたアリシア・ヴィキャンデルが好演。IT企業の社員と社長には、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のドーナル・グリーソンとオスカー・アイザックがふんする。

出典:Yahoo!映画

※画像をクリックすると映画を視聴できます

映画コピーをつくってみた

人間とAI。どちらを信じる?

よりシンプルな構造の問いかけコピーで。あまり語りすぎず、あくまで興味をそそる構成でつくってみました。


映画『エクス・マキナ』予告編