映画「海街diary」の広告コピー

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映画コピー評論

このジャンルの映画のキャッチコピーはすごく難しい。明確なテーマがあるが顕在化しているわけでもなく、わかりやすいエンドがあるわけでもない。様々な事情や問題が混ざり合って、時が流れていく。キャッチコピーによって印象を操作しないように配慮しながらも、物語の魅力を最大限伝えていきたい。そんな葛藤の中導き出されたのがこのコピーなのかなと思います。物語のプロローグ的なキャッチコピーは、様々なイメージを想起させて、映画を見終わった人の気持ちに影響を与えない。監督・出演者・原作の有名さがあるからこそ、あえてキャッチコピーはわき役に回る。そんなつつましさを感じました。

映画について

鎌倉で暮らす、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)。そんな彼女たちのもとに、15年前に姿を消した父親が亡くなったという知らせが届く。葬儀が執り行われる山形へと向かった三人は、そこで父とほかの女性の間に生まれた異母妹すず(広瀬すず)と対面する。身寄りがいなくなった今後の生活を前にしながらも、気丈かつ毅然と振る舞おうとするすず。その姿を見た幸は、彼女に鎌倉で自分たちと一緒に暮らさないかと持ち掛ける。こうして鎌倉での生活がスタートするが……。

出典:Yahoo!映画

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映画コピーをつくってみた

海の近くのその街で、少しずつ心は解け合う。

文章においてあまり「の」連続は嫌われるが、短いキャッチコピーでは言葉にリズムを生むことにもなる。


海街diary予告篇