映画「ぐるりのこと。」の広告コピー
映画コピー評論
このコピーは数ある映画コピーの中でもかなりの上位に入るくらい好きなコピーです。このちょっとまとまってない感じが、映画の雰囲気にぴったりマッチしていますね。この映画を見た人は分かると思いますが、まさにこのコピー通りの物語なんです。そしてこれこそこの映画のなんとも言えない魅力につながっている。言い表せないけど、伝わる。そんな映画の魅力をぎゅっと詰め込んだ絶妙なコピーだと思います。
映画について
ある夫婦の10年間の出来事。妻も夫もすこしダメ。いや、かなりダメダメ。基本的にたんたんと物語は進んでいくが、裁判を扱っている関係もあって、映画の空気感はかなり重苦しい。ほぼ救われない感じで話は進んでいくけど、最後はちょっと救われた感じで、なんとも言えない余韻が残る映画だ。それにしても、主演の木村多江さんとリリーフランキーの二人の演技が素晴らしい。木村さんは、役にのめり込みすぎて撮影中、本当に「うつ」状態になったという。最後のほうは、演技なのか素なのか、どっちか分からないくらい自然で、長年つれそった夫婦のような雰囲気が出ていた。すこし暗いけど、超おすすめなのでぜひ見てみてください。
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映画コピーをつくってみた
あなたがいないと生きていけない訳ではないけど、
あなたがいたから生きてこれた。
長くなってしまったけど、この字余り感や、よくわかんない感じがこの映画に合っている気がします。