映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」の広告コピー

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映画コピー評論

「リノベーション」という言葉が、世間で注目を集めていたころだからこそ、響くコピー。今だとちょっと古い感じもしますが、コピーは生ものなので、こういうコピーもアリですよね。コピーは時代を表す。だからコピーの良し悪しを決めるのは難しい。特に映画は時期もの商品なので、こういった手法は効果的かと思います。その時の時代の流れ、流行っていたもの、関心の強いもの。それらを映画と関連付けて語ることはとても大切です。でも若干、映画の趣旨とはずれる気がするのがおしい感じです。流行りを取り入れると、こういった難しさもあるんですよね。

映画について

『ミリオンダラー・ベイビー』など数々の名作に出演してきた名優モーガン・フリーマンと、『恋愛適齢期』などで特異な存在感を示してきた名女優ダイアン・キートンが夫婦を演じた作品。長年ともに歩んできた今の部屋を売り、新しい部屋を探す二人の奮闘が描かれている。この映画は、なんといってもこの名優二人の会話の掛け合いを楽しむ映画だ。二人の会話、しぐさ、表情にすべてが凝縮されている。難しい役どころを、難なく軽やかに演じる様は見ていて心が落ち着く。見終わった後に、心がほっとなごむ。そんな温かさを感じる映画です。

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映画コピーをつくってみた

人生の大切なものは、部屋の中に詰まってる。

家というのは、生活そのもの。生活とは人生そのものだ。いろんな思い出がそこにはあるし、愛着のある家具がそこにはある。家を通して、夫婦の人生を感じる。そんな想いを表現してみました。


モーガン・フリーマン×ダイアン・キートン共演!映画『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』予告編