映画「ゲゲゲの女房」の広告コピー

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映画コピー評論

今の人にとってこのコピーは「ありえない!」って気持ちが強い。逆に昔を知る人たちは、「まぁこういうこともあったよな」となつかしさを覚えたりする。どの世代がみても、こころに引っ掛かりをもたせるコピーであると思う。それと同時に、この映画は「漫画家水木しげるの物語」ではなく(もちろんその要素は十分あるんだけど)、「夫婦の物語」なんだよと、物語のメインテーマをしっかり伝えている。映画を見ていけば、二人の絆や信念がよく分かる。映画を見る前のコピーでは、あまり多くを語らず、序章だけ伝えることが大切だ。見る人に心の準備を促す。これによってより映画にすっと入って行きやすくなる。映画のキャッチコピーにはそんな効果もあるんです。

映画について

水木しげるはもちろんすごい人で特異な人物であった。その人物像を支えているのが、圧倒的なまでに強い「信念」。それがゲゲゲの鬼太郎をつくり出し、大ヒット作家を生み出した。でも、その強い「信念」は水木しげるだけじゃなかった。妻もまた勝るとも劣らない確固たる「信念」を貫いた。おそらくこの二人じゃなかったら成功できてないと思う。お互いが自分を信じ、相手を信じる。これってすごく難しいこと。これが理想の夫婦っていうのは簡単だけど、きっとここまでのストイックさと相手を心から思いやる気持ちを持ち続けるのはとてもしんどいと思う。理想って総じてキツイもの。でも、その理想をやり遂げる人を、私は心から尊敬している。

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映画コピーをつくってみた

妖怪を愛した男と、それを支えた女。

漫画家水木しげるとその妻の物語。貧しい中でも、そこには豊かな笑顔と愛がありました。


映画『ゲゲゲの女房』予告編