映画「WOOD JOB!神去なあなあ日常」の広告コピー

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映画コピー評論

「少年よ、大志を抱け。」有名なクラーク博士の言葉をオマージュしたコピーで、独特の青春感と、映画のキャッチ―さをコピーに落とし込んでいますね。今回は「林業」の話だよってこともしっかり分かるようになっています。矢口作品はある種のシリーズ認識があるので、キャッチコピーでその種類分けみたいな効果を付随させるのはとても重要。このように有名な言葉をオマージュする手法は、認知度が高く頭に残りやすいという効果もあります。街を見渡してもダジャレコピーって結構多いですもんね。でも下手に多様すると、陳腐な印象を与えることもある。またオリジナルの言葉のイメージを強く引きづってしまう恐れもある。そういった意味で使う際は、細心の注意が必要な手法でもあるですが、今回のコピーは上手くマッチした好例といえると思います。

映画について

大学受験に失敗した青年が、緑の研修生として林業の職業訓練を受ける。あらすじはざっとこんな感じだけど、すごく青春感満載の映画です。それもそのはず。監督は「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」などを手掛けたあの矢口史靖監督。こういった青春映画を撮ったら矢口監督の右に出るものはいないですよね。すごく爽やかで、ダメダメで、でも憎めなくて、ほっこりあたたかい。そんな矢口ワールドを存分に味わうことができる映画だと思います。また、矢口映画は毎回キャストがすごくいい。今回も主演の染谷はじめ、伊藤英明、長澤まさみとそれぞれのキャラクターがとても魅力を発揮していたように思う。青春したい~と思った時、元気がほしい~と思った時に、ぜひぜひ視聴をオススメします。

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映画コピーをつくってみた

これが山の男の青春だ。

やっぱり「青春」って言葉は入れたいところ。10代・20代の若者には直接的な言葉がストレートに刺さると思う。「青春したい」そんなモヤモヤを抱えている、目標がない10代男子にぜひとも見てもらいたい。


映画「WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜」予告