映画「アバウトタイム」の広告コピー

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映画コピー評論

タイムトラベルものなのに、「今日という日を生きる」という言葉が出てくるところにこの映画の特異性・魅力が詰まっていて、このコピーを見ただけで、素敵そうな映画だなと予感させる効果を発揮している。言葉としてはそこまでの強さはないけど、映画の雰囲気、特にポスター写真にすごくマッチしていているのが印象的なコピーだと思う。メインの視聴ターゲットとなる10代~30代女性には、割とストレートなキャッチコピーが好まれる。特にラブストーリーならなおさらだ。「こういうのが見たい」と思っている女の子の心にストレートに響くようにコピーを素直に構成するのがいいのだろう。

映画について

タイムトラベルものだけど、他のものとはちょっと毛色が違う。タイムトラベルを素敵に生きることに使う様子が新鮮で心が優しくなる。普通は私利私欲やお金を獲得するために使ったり、波乱万丈な人生を送るみたいな展開になることが多いけど、この映画は私利私欲でも茶目っ気があるというか、とにかく主人公(とそのお父さん)のタイムトラベルを使った人生観の素晴らしさを味わうことができるというところがいい。キャッチコピーの通り、1日1日がいとおしくなる。人生が豊かになる。そんな心が満たされる優しくて、あたたかい物語。恋人と見るのもいいし、家族と見るのもいい。当たり前だけど、人生って毎日の積み重ねなんだよな。その毎日を幸せにすることが人生を幸せに生きるコツ。そう感じるさせる映画でした。

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映画コピーをつくってみた

今日が幸せ。それが続けば、人生は幸せになる。

「あぁ幸せになりたい」そう愚痴っている人がいる。「どうやったら幸せになれるのかなぁ」そう悩んでいる人がいる。でもそれってちょっと見当違いかもしれない。今に幸せを見つけること。些細な出来事に幸せを発見すること。そんな毎日がきっと人を幸せにしてくれるんだと心から思う。


映画『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』予告編