映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」の広告コピー

f:id:moonfish08:20180503110323j:plain

映画コピー評論

会話コピーのいいところは、映画の世界観を表現しやすいというところにあります。本編に出てきた言葉や、もしくは本編の主人公が話している風の言葉を使うことによって、映画の世界観をそのまま外に持ち出すことができるため情緒的な映画やテーマ性の強い映画には向いているキャッチコピー法です。映画をみて、気になる言葉・キーワードをメモっておけば、そのままコピーになる。そういうと簡単ですが、どのワードをチョイスするかが意外と難しい。映画評論に慣れ親しんだ人じゃないとなかなかできない手法です。また口語体だと、全体的に柔らかな印象を与えるコピーに仕上がります。人のぬくもりや感情が言葉を通じて感じ取れる。そんなコピーを書きたいときはぜひ使ってみるといいでしょう。

映画について

私も大好きな岩井俊二監督の作品。光の感じ、撮り方がいかにも岩井さんらしくて、岩井ワールドを堪能できる映像美・空気感の映画に仕上がっています。それだけでもファンとしては十分楽しめますが、今回の作品は岩井俊二を知らない人でも楽しめるストーリーかと思います。主演をつとめた黒木華の演技なのか素なのか分からない絶妙の演技が最高で、綾野剛の謎の人物像もよくできていた。岩井俊二監督の最高傑作といってもいいかもしれません。

※画像をクリックすると映画を視聴できます

映画コピーをつくってみた

どうか、誰か、私に生き方を、教えてください。

みんな人生に迷った迷子で、人生に、世界に、正解や道を探し求めているけど、結局何が正しいなんて分からない。迷って、悩んで、誰かに依存して、自分でもよくわからない感情で生きている。人間って本当に面倒な生き物ですよね。


『リップヴァンウィンクルの花嫁』予告編