映画「めがね」の広告コピー

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映画コピー評論

「自由」という言葉を使うのはすごく難しい。自由って言葉は日常にありふれていて、作品のテーマとするにはあまりに広すぎるし、平凡すぎる。だから、差別化・言葉の強さを求められるキャッチコピーでは、使うのにはすこし勇気がいる。でもこのコピーは、その平凡さと、自由という言葉の内に秘める強さとのバランスが、上手く映画にマッチしている。句読点の使い方も効果的だ。ただの文章を「、」ひとつでキャッチコピー化した好例といえるでしょう。ただ「見る前に惹きつけられるか」という要素で、少し弱い気もする。

映画について

独特の雰囲気をもつ荻上監督作品。題名の理由は出演者全員がめがねをかけているからだそう。出演するメンバーもいつもの荻上監督作品の常連メンバー。全員が独特の雰囲気をもつ個性派俳優たち。一人ひとりはすごく濃いのに、映画全体は全然くどくない。そんな不思議な感覚に陥るのが、荻上マジックなのでしょう。すこしこころが疲れてきたときに見ると、なんだか落ち着いた気分に浸れます。

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映画コピーをつくってみた

すこし休憩しませんか。

たそがれるのには才能がいるそうです。つかれたら海をみてそっとたそがれてみる。夕陽を見ながらたそがれてみる。美しい景色と、何気ないことばたちが、きっとあなたに優しい時間をとどけてくれるでしょう。


めがね 予告編