映画「グラン・トリノ」の広告コピー

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映画コピー評論

映画を内容を凝縮し、たった2行で表現した名コピー。見た人ならうんうんとうなずき、見ていない人もその哀愁に引き寄せられる秀逸さがあります。キャッチコピーではよく使う技術ではありますが、「俺と少年」「締めと始め」の対比が美しく、効果的に倒置法をつかっています。コピーのお手本のようなコピー。ちなみに海外でのキャッチコピーは「男の人生は、最後で決まる。」短くて本質を射抜くこちらも秀逸な名コピー。いい映画には、いい言葉が似合うのでしょう。

映画について

監督、プロデューサーおよび主演はあのクリント・イーストウッド。数多くの名作を生み出してきたクリント・イーストウッドの作品の中でも、1位2位を争う傑作映画です。よくある老人と少年の関わりでお互いの心が変化していく系ではあるが、やっぱり渋さが格段に違う。クリント・イーストウッドのあのしゃがれ声。愛車グラン・トリノがここまで似合う老人はいないでしょう。そんな男心をくすぐる映画には、こういった男気や哀愁が漂うコピーが似合うのでしょう。

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映画コピーをつくってみた

男の生き様は、この映画から学ぶ。

やっぱり本家には勝てないですね。哀愁の絶対量で負けてる気がします。どう余韻を残すかが、この手の映画広告コピーの決め手になるのでしょう。


グラン・トリノ 予告編