洋画

映画「シェルブールの雨傘」の広告コピー

映画コピー評論 最高にオシャレで、最高に素敵すぎる物語。この映画は登場人物がすごい魅力的で、それぞれの発する言葉が、すごく強さのある言葉ばかり。なので、セリフをそのままコピーにする。もしくはセリフ調にする。その選択がベストだと思います。 映…

映画「グランド・イリュージョン」の広告コピー

映画コピー評論 え、どうやるんだろう。そう思わせたらもう勝ち。映画コピーの一番いい形は、見てみたくなること。その一番いい形にもっていっている広告コピーとしてはお手本のキャッチコピーだと思います。スタンダードすぎて、もうひとひねりあるといいな…

映画「トゥルーマン・ショー」の広告コピー

映画コピー評論 まさにその通りのストーリー。分かりやすくて、キャッチー。映画の雰囲気にも合っていて、大喜利のような「言い得た感」がある。すごく大好きな映画の、すごく大好きなキャッチコピーです。 映画について 典型的なアメリカ市民・トゥルーマン…

映画「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」の広告コピー

映画コピー評論 淡々と、でも確実に流れていく時を、そのまま映画として切り取ったような、醜くて、美しい映画。素晴らしい音楽とともに綴られるストーリーは、まさにこのキャッチコピーのような静かでフォークソングさながらの雰囲気を帯びています。映画の…

映画「ブロークバック・マウンテン」の広告コピー

映画コピー評論 すごく意味深なコピーですね。映画を見ればこの意味は分かりますが、映画をみる前だとどうなるのだろうとワクワクさせてくれるコピーです。なんとなくマイナスイメージがある含みのあるコピーですが、すこし個人的感情が入ってる気もしますね…

映画「ジュラシック・ワールド」の広告コピー

映画コピー評論 ジュラシックパーク大好きでした。最初にみたときの衝撃は子供でしたが忘れられません。そのシリーズとなるので、当然ジュラシックパークをメインに出した広告づくりが大切ですね。ジュラシックパークファンなら必ずみに行きますし、ファンで…

映画「最強のふたり」の広告コピー

映画コピー評論 映画自体も名作として知られていますが、この映画コピーもかなり有名。調べてもらえば分かりますが、かなりの人が紹介しているほど、映画キャッチコピーでは大御所的な存在です(言い過ぎですかね)。かくゆうわたしもこのコピーは大好きで、…

映画「グッバイ、レーニン!」の広告コピー

映画コピー評論 キーワードである「壁」をしっかり使用しながら、上手く物語を表現しているオシャレなキャッチコピーです。「グッバイ、レーニン!」という題名からどうしても戦争や社会主義をうたった映画なのかと思われてしまうが、映画自体は「家族愛」を…

映画「君が生きた証」の広告コピー

映画コピー評論 まさにこのキャッチコピーが心に突き刺さるストーリー展開。自分が父親だったら。。。誰もがそう考えずにはいられないし、父親の想いがすごく伝わってくる。「生きるすべて」。言葉で書くとさらっとしたこの表現が、この映画をみると重くのし…

映画「パージ」の広告コピー

映画コピー評論 この映画の魅力は、なんといっても設定の面白さにあります。その設定をしっかり伝えつつ、ワクワク、ハラハラさせることがこのキャッチコピーで達成できています。この手の映画を見たい人は、とにかくハラハラドキドキしたいと思っていると思…

映画「すれ違いのダイアリー」の広告コピー

映画コピー評論 なかなか会えない二人。それでも恋していく二人。そんな姿を描いている作品だからこそ、「会える」という言葉が深く心にのこる。キャッチコピー自体はよくある言葉が繋がって構成されているので、あまり強い印象を受けないが、映画に寄り添っ…

映画「トゥルー・ロマンス」の広告コピー

映画コピー評論 獰猛な愛って言葉が、こんなに似合う映画も珍しいですね。いや、この映画だからこそ言える表現なのだと思います。映画コピーで大切なのは、その映画でしかありえないって言葉を見つけること。すごく難しい作業だけど、これができたときそのコ…

映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の広告コピー

映画コピー評論 多くのファンを持つ有名映画の新シリーズ。これに勝る宣伝文句はないですね。どんなに言葉が巧みでも、百戦錬磨のマーケッターでも、「ハリーポッター」の一言でもう敵いません。映画コピーは、どう上手く言葉を紡ぐかより、どう上手くみても…

映画「メン・イン・ブラック」の広告コピー

映画コピー評論 コメディタッチの映画のコピーは難しいですよね。そのコピーで面白さを醸し出さないといけないので。そういった時に役立つのがカタカナワード。ここでは「ヤツ」「ノリ」という言葉が出てきています。このカタカナワードがある種のチープ感と…

映画「レオン」の広告コピー

映画コピー評論 映画自体がすごく個性があり、世界観がある場合。それを邪魔しないように、短い言葉で端的に映画を表現するといい。このコピーはその典型であり、好例であると言えます。短く強いことば。凶暴と純愛の言葉のもつイメージの対比。すべてが計算…

映画「50回目のファースト・キス」の広告コピー

映画コピー評論 個人的にこの映画をみたときは、まったく前情報なしでみたので、題名の理由や物語の違和感を素直にどうしてだろうと楽しめた。なので、記憶をなくすというワードが入るのは賛否両論になるかなと思う。でも記憶をなくすのは、物語のオチではな…

映画「フリーダム・ライターズ」の広告コピー

映画コピー評論 少し長い気もするが、内容を上手くまとめつつ、見たくなるように上手く誘導している。この物語は実話というのがキーだろう。まさかこんな話が実話なの!?とビックリして感心する。そんな要素が満載の映画なので。映画がなんとなくイメージで…

映画「アルゴ」の広告コピー

映画コピー評論 映画コピーでよくある最上級表現。「最も~」「~No.1」「~史上最高傑作」などなど。とにかく最上級表現を使うと、それだけで見たくなる、ワクワクするのが映画だ。とにかく迷ったら最上級表現つかっておけば、大丈夫!それほど、映画コピー…

映画「マダム・イン・ニューヨーク」の広告コピー

映画コピー評論 インドにとってスパイスは象徴的な存在。映画でも主人公の女性がスパイスのきいた料理を作っている様子が描かれています。この「スパイス」というワードが、インド映画であること、映画との親和性において、すごく利いていますね(スパイスだ…

映画「ニューヨークの恋人」の広告コピー

映画コピー評論 このコピー大好きなんですよね。一見普通なんですけど。なんだかこのリズムが癖になるというか、絶妙に構成された文章だと思います(意図してかどうか定かではありませんが)。ちょっと前にドトールコーヒーで下手コピーみたいなのが、話題に…

映画「ペレ 伝説の誕生」の広告コピー

映画コピー評論 サッカーファンなら、興奮せずにはいられないサッカー界のレジェンド「ペレ」を描いた映画。それだけで、サッカーファンにたまらないので、十分宣伝効果はある。だけど、映画も商売なので、サッカーファン以外にも見てもらわないと困る。そう…

映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」の広告コピー

映画コピー評論 「リノベーション」という言葉が、世間で注目を集めていたころだからこそ、響くコピー。今だとちょっと古い感じもしますが、コピーは生ものなので、こういうコピーもアリですよね。コピーは時代を表す。だからコピーの良し悪しを決めるのは難…

映画「フィールド・オブ・ドリームス」の広告コピー

映画コピー評論 ネタバレにならないように、物語の本質を伝える。映画コピーの難しさはこのあたりにあります。ワクワクする気持ちや「見たい」と思わせるには、ある程度、映画の中身を伝えないといけない。でも伝えすぎると、ネタバレになってしまう。そのは…

映画「インビクタス 負けざる者たち」の広告コピー

映画コピー評論 物語の概要をしっかりと記述するタイプの広告コピー。自伝的なストーリーによく使われる手法です。ノンフィクション系はその物語自体が大きな訴求力となるので、しっかり概要を伝えてあげるのはとても効果的です。この映画も実話をもとにした…

映画「ATOM」の広告コピー

映画コピー評論 自分の子どもを忘れられなくて、アトム(ロボット)をつくった。子どもの記憶を引き継いだそのロボットは本当に自分の子どもなのか。そんなテーマが今回のアトムには色濃く反映されています。そんなテーマ性を内包しつつ、アメリカ特有の勧善…

映画「アバウトタイム」の広告コピー

映画コピー評論 タイムトラベルものなのに、「今日という日を生きる」という言葉が出てくるところにこの映画の特異性・魅力が詰まっていて、このコピーを見ただけで、素敵そうな映画だなと予感させる効果を発揮している。言葉としてはそこまでの強さはないけ…

映画「レディ・プレイヤー1」の広告コピー

映画コピー評論 この初体験には、色々な意味がこもっているのだろう。「VR世界」という初体験。「全世界のキャラクターが共存する」という初体験。映画の革新性を「初体験」という言葉に凝縮したのがこの宣伝文句。ただし、今回のポスターはビジュアルがか…

映画「グラン・トリノ」の広告コピー

映画コピー評論 映画を内容を凝縮し、たった2行で表現した名コピー。見た人ならうんうんとうなずき、見ていない人もその哀愁に引き寄せられる秀逸さがあります。キャッチコピーではよく使う技術ではありますが、「俺と少年」「締めと始め」の対比が美しく、…